令和5年度 桜花会例会のご案内
桜花会連絡幹事 神戸 宣明
同窓会庶務幹事 木田 敏之
令和5年度 桜花会例会のご案内
記
日 時 : 令和5年10月28日(土)
I 講演会 14:30 – 16:45
会 場: 大阪大学大学院工学研究科 センテラス・サロン (吹田キャンパス)
○講 師:炭田 康史 氏 (14:30 ~ 15:30)
< (株) ファンケル 取締役常務執行役員> S.63修士卒
演 題:「ファンケルの「無添加化粧品」へのこだわり ~安心・安全から始まる新たな価値創出~」
株式会社ファンケルは、1980年に創業した「化粧品・健康食品」を扱う会社です。創業当時、肌が弱くて困っている方のために思いやりを持って作った「無添加化粧品」で会社を立ち上げ、その後、日本国民が健康で長生きできるようにとの思いで栄養補助食品・サプリメント事業を展開しました。これらの事業の発端には、創業理念でもある「世の中の不をなくしたい」という正義感が根底にあります。
本講演では、特に「無添加化粧品」の誕生とそのこだわりをご説明しつつ、そこから様々な価値創出を目指して行ってきた研究開発事例についてご紹介します。安心・安全のための技術開発からスタートし、皮膚内部の解析技術とパーソナル化粧品の開発、そして最新のアンチエイジングの技術開発に至るまでの研究の変遷についてご紹介できればと思います。
化粧品開発に込められた当社研究員たちの思いをお伝えできれば幸いです。
○ 講 師:辰巳砂 昌弘 氏 (15:45 ~ 16:45)
< 大阪公立大学・大阪市立大学・大阪府立大学 学長 > S.55修士卒
演 題:「全固体電池材料研究と大阪公立大学開学」
演者は大阪大学工学部応用化学科を卒業後、大阪府立大学で約40年にわたり新しい固体電解質材料の研究に取り組んできました。それを用いた車載用全固体電池は今まさに実用化前夜を迎えています。演者が長年にわたって大学で研究者・教育者としての道を歩んでくることができたのは、阪大応化時代あるいはその後に出会った多くの同窓生の皆さまとのご縁によるところが大きいと感じています。
一方、昨年4月大阪府立大学は大阪市立大学と統合し、「大阪公立大学」が誕生しました。大阪公立大学の学士課程の入学定員は、国公立大学としては阪大、東大に次ぐ規模となり、総合知と共創でグローバルに発展する高度研究型の公立総合大学を目指しています。
本講演では、演者が長年取り組んできた無機ガラス系固体電解質材料の開発とその全固体電池への応用に関する研究の歩みを、同窓生の皆さまとのご縁を交えて振り返りつつ、今後に向けた展望などをお話しします。
また、演者が初代学長を務める大阪公立大学の現状と展望についてもお話しします。
II 懇親会 17:00 ~19:00
会 場:Kitchen BISYOKU(吹田キャンパス)
懇親会費: 6,000円(当日会場にて申し受けます)