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2023年11月17日

S 38年卒業60周年記念クラス会 開催報告

S 38年卒業60周年記念クラス会 開催報告

 卒業60周年記念クラス会を2023年6月14日(水)に交通の便のよいホテルグランヴィア大阪で開催した。これまで卒業後5年ごとに開催し、高い出席率を維持してきたわれわれのクラス会は、今回、はや還暦にあたる。会の2週間前に台風2号と梅雨前線の影響で大雨による被害が各地であったばかりで、再度1週間前に台風3号が発生して梅雨前線の動向が懸念されたが、幸い雨にも遭わなかった。関東から11名、関西から10名、北陸・中国・四国から5名、計26名が参集した。卒業時の在籍者60名のうち健在クラスメートの6割弱にあたる。1、2か月前に内臓の手術を終えたばかりの3名も遠路駆け付けた。
 12:30開宴の1時間半ほど前からホテルの20階にある会場近くのスペースに参加者が三三五五集まりはじめ、談笑の輪ができた。前回中村君の世話による東京での55周年クラス会からコロナ禍の3年間を経て5年ぶりに顔を合わせる元気なクラスメートの笑顔が、晴れやかであった。石原君が参加者確認と会費徴収の労をとってくれた。福田君が補佐してくれた。
 くじ引きで決めた5つの円卓にそれぞれ着席した後、これまでに他界した級友に1分間の黙祷を捧げた。続いて、前川君が力強く開会の挨拶をし、彼の音頭で26名のクラスメートが元気に再会できたことを祝してスパークリングワインで乾杯した。個々盛りの洋食とフリードリンクの昼食を摂りながら歓談し、13:00から各人の近況報告を兼ねたスピーチに移った。話題は、カトレアや薔薇の栽培、家庭菜園、原市沼の古代ハスの維持・管理、鉄道への愛着、陶芸、囲碁、ゴルフ、山登り、ウォーキング、海外旅行、友との思い出、地区の老人会の世話、家族の介護、病気の克服、今後の化学の行く末など多岐にわたり、信念をもって充実した人生を歩んでいる各人の話に耳を傾け、貴重な時間を共有した。
 会が終わりに近づき、進藤君が閉会の挨拶をした。「5年後の65周年クラス会まで元気で頑張ろう!」との掛け声に全員が和した。次いで、ホテルの事前了解のもとに、福田君の溌剌とした音頭で阪大(旧制大阪高等学校)全寮歌を全員で合唱した。若き血潮がたぎる寮歌を歌う参加者一人一人の胸に遠き青春の日々が甦った。予定の2時間半があっという間に過ぎ去った。最後に、飯坂君のカメラで記念の集合写真を撮り、立ち去りがたい思いのうちに和やかな楽しいクラス会がお開きとなった。

(文責 城田)

参加者名:飯坂陽治、石原重信、磯崎哲正、井上泰一、上田和夫、大亦宏和、 北川禎三、河野吉紀、
坂口勇三、城田靖彦、進藤瑞生、田口孝人、土岐 進、中尾勝實、中西俊夫、中村宗和、硲野博孝、
原 三千雄、福井 朗、福田正之、古江正興、前川幸一郎、前中洋一、本村甚三郎、山本信二、渡辺哲男