令和4年度 桜花会例会のご案内
桜花会連絡幹事 神戸 宣明
同窓会庶務幹事 南方 聖司
令和4年度 桜花会例会のご案内
記
日 時 : 令和4年10月15日(土)
I 講演会 14:30 ~ 17:00
会 場: 大阪大学大学院工学研究科 センテラス・サロン (吹田キャンパス)
参 加 費: 無料
○講 師:藤井 悟 氏 (14:30 ~ 15:30)
<ナガセケムテックス(株) 代表取締役社長> S.59修士卒
演 題:「ナガセケムテックス株式会社のご紹介 商社グループの化学メーカーに入社して」
ナガセケムテックスは、化学品を中心に事業展開している長瀬産業グループ(NAGASEグループ)の中核メーカーで、2001年に長瀬産業の化学系子会社4社が合併して誕生し、エレクトロニクスやバイオなど多領域で、グローバルに製品を創出しています。
本講演では、ナガセケムテックス、長瀬産業の会社概要を紹介するとともに、商社の持つ情報収集力、マーケティング力と大手メーカーとは異なる機動力、集中力を合わせた、ナガセケムテックス独自の製品開発方針とビジネス展開について、自身の経験やトピックスを交えながら説明します。
兵庫県たつの市に本社機能を有し、田舎の中堅企業でありながら常に世界を視野に入れている化学メーカーの姿をお伝えできればと思います。
○ 講 師:松川 泰治 氏 (15:45 ~ 16:45)
< ユーハ味覚糖・バイオ開発ディビジョン >
演 題:「坂の上の雲?UHA味覚糖のヘルスケア事業について」
UHA味覚糖㈱は大阪に本社をおく菓子メーカーです。大阪大学大学院工学研究科化学系からも数名の卒業生が当社に就職しており、いくつかのヒット商品を世に出しています。 大変に感謝しております。
さて、本講演では近年のUHA味覚糖の新規事業の展開について具体的に述べます。少子高齢化や低糖質ブームによって飴などの菓子事業への逆風はますます高まっており、当社の既存マーケットにおける事業拡大には限界が見えておりました。我々は、十数年前からこの様な市場変化を視野にいれ、既存事業からの多角化とビジネスモデルの変革に取り組んで来ました。特に健康や美容意識の高まりに沿ったヘルス&ビューティー事業の立ち上げや海外事業の拡大が挙げられます。
ところが、これらの新規事業を興すには予想された困難に加えて、想像し得なかったトラブルがいくつも待ち受けていました。 我々は菓子中堅企業であるため、医療にかかわるヘルスケア領域においては研究開発力に限界があったのです。
そこで、我々は自社のみでは解決できない課題を、先進的な大学や医療機関など多くの機関と協業することで乗り越えることにしたのです。今回の発表では、大学などのアカデミアと企業が連携することにより成し得た事例を、いくつかの商品をテーマに振り返ります。また、未来を見据えて今後の産学連携の可能性と課題について議論できればと思います。
II 懇親会 17:00 ~19:00
会 場:大阪大学 吹田キャンパス ラ・シェーナ
懇親会費: 6,000円(当日会場にて申し受けます)