トップ > 行事・活動 > 応化昭和49年卒同窓会:原点回帰
2016年11月21日

応化昭和49年卒同窓会:原点回帰

日 時:2016年11月12~13日(一泊二日)

場 所:吹田~箕面~豊中

我々の同窓会は、2011年の第12回からは毎年開催されているが、昨年の同窓会及びその後の東京・大阪でのミニ同窓会で、同窓会のあり方について検討を重ねてきた。その結果、今年2016年の第17回同窓会は、奥埜君の発案に基づき原点回帰ということで阪大吹田キャンパスを訪問することになった。

 初日、北千里駅に参加者の多くが集合し、三色彩道を通って工学部キャンパスへ徒歩で向かう。紅葉はまだ最盛ではなかったが、我々の在学当時ごく普通であった街路樹が、40年余の年輪を加えて大木となり、一部の木は見事な紅葉を見せていた。

 千里門に到着し、記念撮影後、微研を左に見ながら化学系の研究棟へ向かった。研究棟は、耐震補強されているだけで昔の状態をほぼ留めており、大変懐かしい。入口前の広場でしばし歓談。一部の人は、所属していた研究室を見に行った。この時点で参加者が全員揃い、19名でしばらく近くを散策後、郵便局の近くにある高層の化学系の建物にある「LaScena」でコーヒー等を飲みながら、しばし休憩。

 U2棟・U3棟と生協・学食との間の中庭南通りを進む。在学当時と比べると、建物が増えたり、外観が変わったり、記憶が薄れたりで、何の建物か分らなかった研究棟もたくさんあったが、日英併記の表示を見て研究内容を推理したり、在学当時は1970年大阪万博の広大な駐車場跡で野球をしていたこと等を話しながら歩いた。そうこうするうちに理工学図書館前に到着。その後、銀杏会館・医学資料展示室で展示(緒方洪庵像、昔の医学書、文化勲章等)を見学し、そこから出て、阪大病院の横を通って、モノレール駅の近くに到着した。

 約2時間の滞在であったが、吹田キャンパスの大きな変貌を見て過去40年余の歳月を感じる一方、在学当時の面影を残している研究棟を見て懐かしい日々の思い出も楽しんだ。

 吹田キャンパスを出てからは、モノレールと阪急電車を乗り継いで、箕面の「大江戸温泉物語・箕面観光ホテル」へ到着。天空の露天風呂等から大阪方面の夜景を見ながら入浴し、その後、18:00より宴会。宴会開始に先立ち、今年突然の病で亡くなった同級生の永田君のために黙祷をして、冥福を祈った。

 宴会が始まり、来年の同窓会の幹事と開催地をどうするかについて検討の結果、新沢君が幹事となって金沢方面で開催することになった。その後、各自の近況報告で大いに盛り上がった。話題は、現在の仕事のこと、記憶喪失体験、夫婦のあり方、病気、検査、手術、治療薬、健康維持、今後の人生のこと等であったように思うが、同窓会参加者は、どんな話題でもおもろい話にしてしまう名人が多く、あまりの面白さに笑いの連続であった。2次会をホテル内で行い、3次会は部屋に集まり、夜更けまで歓談。ここでも面白い話が続き、大笑いの連続であった。

 翌日は、8:30から箕面の滝(落差約33m、標高約200m)に向かう。滝の前の橋(我々の入学直前の昭和45年3月竣工)の上で記念撮影をし、紅葉を楽しみながら、来た道を下り、途中、コーヒー店で休憩。ホテル到着後、高尾君が先に出発し、残り18名がホテルのバスで千里中央へ移動し、千里中央で昼食を取りながら、歓談。一応これで同窓会は終わりとなり、遠方からの参加者の一部は帰路についた。

 残りの10名程は、オプショナル・ツアーとして、千里中央からモノレールで豊中キャンパスへ移動した。豊中キャンパスでは、黄色に輝く銀杏並木をはじめとする紅葉を鑑賞しながら、理学部、基礎工学部、図書館、学生会館、部室、旧イ号館等を見て回った。箕面の滝を見た後分かれた高尾君も、帰路豊中キャンパスに立ち寄って在学中の思い出深い場所を見つけて感慨無量であったとのこと。オプショナル・ツアー参加者も同様に感慨深かったと思う。その後、阪大坂を下って石橋駅へ向かい、石橋駅でオプショナル・ツアーも解散。来年も元気に金沢で再会することを約束して各自帰路についた。

 今回の同窓会は、第二の人生開始前後の参加者にとって、各人各様とは思うが、心のどこかで原点回帰となったのではないだろうか。

(小原記)

s49_ouka

(後列左より)花畑・高尾・八木沼・山田・船木・酒井・村瀬・宮崎・新沢・喜多・川田
(前列左より)植野・樋口(博)・秋本・藤本・奥埜・多田・中辻・小原