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2024年09月03日

令和6年度 桜花会例会のご案内

桜花会連絡幹事 神戸 宣明
同窓会庶務幹事 木田 敏之

令和6年度 桜花会例会のご案内

日 時 : 令和6年10月26日(土)

I 講演会 14:30 – 16:45
会 場: 大阪大学大学院工学研究科 センテラス・サロン (吹田キャンパス)

○講 師:大月 正珠 氏 (14:30 ~ 15:30)
<株式会社ブリヂストン サステナブル・先端材料統括部門長/東北大学 グリーン未来創造機構 グリーンクロステック研究センター 教授> H.6博卒

演 題:「タイヤ産業におけるサステナビリティ ~ブリヂストンにおけるGX~」

サステナビリティ経営の重要性が増している中、ブリヂストングループは、「2050年 サステナブルなソリューションカンパニーとして社会価値・顧客価値を持続的に提供している会社へ」というビジョンの実現に向け、サステナビリティを中核に据えた経営を推進している。ブリヂストンのメイン事業領域となるタイヤ産業は、世界市場規模28兆円超、国内メーカーがその約25%以上のシェアを占める日本有数の重要産業である。今後も成長が期待できる産業と言われるが、本当に期待通りに成長できるのだろうか?ブリヂストンはこの重要産業をサステナブルに成長させる責任があると考えており、グローバルリーダーとして、2020年に“ネイチャーポジティブ”に向けた循環型・再生型のビジネスモデルとして、「サステナビリティビジネス構想」を発表した。これは、商品を「創って売る」、「使う」、原材料に「戻す」というバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル化とサーキュラーエコノミーの実現にフォーカスするブリヂストン独自のモデルである。本講演では、サステナビリティに関する業界を取り巻く環境変化に触れ、ブリヂストンが推進する上記取り組みを紹介させて頂く。


○ 講 師:岡野 知道 氏 (15:45 ~ 16:45)
<ライオン株式会社 執行役員 全社環境戦略担当> H.1修卒

演 題:「40年間の研究生活で感じた時代の変化と大好きな研究の未来に向けたエール」

大阪大学で化学と出会って以来、ライオン株式会社でもほとんどの時間を研究関係に近いポジションで過ごしてきた中で、研究環境はかなり難しい方向に向かいつつあるように感じている。
もちろんデジタル技術の普及などの良い変化もたくさんあるが、様々な規制厳格化やガバナンス強化、さらにはマネジメント強化に伴う期間短縮や成果重視の風潮により独創性や深淵性の高い研究が減少しつつあるように思う。
アカデミアにおいても同様の潮流を感じるが、日本の研究が本質的に持つ強み、すなわち精緻さや多様なユニークネスを大切にした研究スタイルに自信を持ち、未来に向けては重点研究領域での競争だけでなく、独創性の探求にも期待したい。
未来の研究スタイルは間違いなく「競争」から「協業・共創」に変化する。
その時、日本の研究、そして研究者が脚光を浴びると信じたい。


II 懇親会 17:00 ~19:00
会 場:Kitchen BISYOKU(吹田キャンパス)
懇親会費: 6,000円(当日会場にて申し受けます)