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2015年12月18日

応化昭和49年学部卒同窓会:三朝温泉と賀露カニ堪能の旅

 応用化学科昭和49年学部卒の同窓会はここ数年毎年のように開催され、今回は昨年の同窓会の折りに出た「新鮮なカニが食べたい」の声と、「新幹線も開通した金沢で紅葉を堪能したい」、の二つの意見から幹事の悩むところとなりましたが、結局、カニ解禁に合わせて11月28日(土)~29日(日)に、「三朝温泉と賀露カニ堪能の旅」となりました。毎年の参加者数からすると今回は12名と、若干、少ない感じではありましたが、穏やかな日差しの中で、三朝温泉周辺探索~倉吉白壁土蔵群巡り~東郷湖畔中国庭園「燕趙園」探訪と、見どころ一杯の同窓会となり、和気藹藹と十二分に小旅行を楽しむことができました。

 まずは28日15:00に倉吉駅前で集合。そのまま旅館の送迎バスで三朝温泉「三朝館」へ。チェックイン後、全員で旅館周辺を散策。何気なく歩いて行くと三朝温泉の守り神である三朝神社(手水所がラジウム温泉)や三朝温泉の元湯である株湯(切り株の中から温泉が湧き出ている)に辿り着き、この土地の由来や伝説、また役の行者や投入堂の知識を得、テレビ番組でよく見かける街道探訪のよう。約2時間の周辺散策を終え、早速、旅館の露天風呂でラジウム温泉を楽しむ。18時から始まった宴会は3時間半も続き、タグ付きの賀露カニを、刺身、しゃぶしゃぶ等で豪快に堪能。よくカニ料理は無口にすると言われるが、このメンバーには当てはまらず食事も会話も弾む。二次会を経てようやく11時に解散・就寝。

 翌日は送迎バスで倉吉白壁土蔵群へ。倉吉観光協会に事前に予約しておいたガイドさん(64歳・男性)の案内で倉吉白壁土蔵群を探訪。玉川沿いに並ぶ京都の町屋風の街並みを散策しつつ、大阪淀屋橋を造った豪商淀屋の流れを汲む豪商の館や、街角の随所に立並ぶ杉一刀彫でできた七福神を撫で幸運を授かりながらの探訪は、ガイドさんの軽妙な説明のお蔭で時間の経つのも忘れそう。土蔵群巡りの締めくくりは町屋で食事ができる創業百余年の餅屋「清水庵」で昼食。名物「餅しゃぶ」は柔らかい餅とお出汁が絶妙なバランス。その後、遠方からの参加者は帰路に着いたが、残ったメンバー6名で倉吉談語の会による講談「淀屋の光と陰」を聴観し、その後、東郷湖畔中国庭園「燕趙園」へ。中国河北省の技師が設計し、材料も中国から輸入し本格的に作られた中国庭園で、歴代の中国皇帝が好んだ壮大な理想郷を垣間見ながら、午前中の倉吉白壁土蔵群や町屋との趣の違いを楽しみました。

 今回の同窓会は普段は訪れる機会の少ない倉吉をじっくり堪能でき、地域を挙げてのおもてなしの心に触れることができた事、また、旅行だけではなく、参加者全員で同窓会のあり方や今後に向けての話し合いができた事等、収穫の多い同窓会でした。この年末年始には、来年の同窓会開催に向け、早速、関東・関西のミニ同窓会で構想立案が始まります。

handai20151218左から秋本、多田、喜多、中辻、河崎、宮崎、村瀬、栗本、小原、船木、八木沼、藤本