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2018年07月26日

平成30年度桜花会例会のご案内

桜花会連絡幹事 小松 満男
同窓会庶務幹事 桑畑 進

平成30年度桜花会例会のご案内

日 時:平成30年10月6日(土)
I 講演会 14:30 ~ 17:00
会  場: 大阪大学大学院工学研究科 センテラス・サロン (吹田キャンパス)
参 加 費: 無料

○講 師: 上田 恭義 氏  (14:30 ~ 15:30)
 <(株)カネカ 再生・細胞医療研究所所長 > S.58修士卒

演 題:「カネカにおける再生・細胞医療に関する取り組み」

 アンメットメディカルニーズ(有効な治療方法がない難病に対する医療ニーズ)の充足手段として、再生・細胞医療への社会的期待は大きい。国策として産業化加速のための各種の取り組みも進められている。我々は、未来の医療のために、そして何よりも患者様のために、再生・細胞医療が「当たり前の医療」として普及する世の中を早期に実現することを目指している。本講演では、再生・細胞医療の意味・意義や歴史、今後の産業化(関連産業・バリューチェーン)などについて説明するとともに、カネカにおける再生・細胞医療に関する取り組み(デバイス・装置や細胞製剤の開発、細胞治療の提供)について紹介する。

○ 講 師:仲野 徹 氏 (15:45 ~ 16:45)
 < 大阪大学大学院医学研究科 教授 > 医学部 S.56卒

演 題:「がんは運である? -知っておきたい病気の話-」

 誰だって病気にはなりたくない。しかし、なりたくないと思っていてもなってしまうのが病気です。日本人の死因の第一位は悪性新生物(≓ がん)であり、国民の三分の一近くが、がんで亡くなっています。
 分子生物学の進歩をうけて、がんの研究は爆発的に進み、がんは「遺伝子変異が蓄積することによる、細胞の無秩序な増殖である」ということが明らかになりました。最近では、がんの発症にはどのような遺伝子変異が関係しているのかが、がんゲノムの解析からほぼ解明されています。また、特定の遺伝子変異に対する「魔法の弾丸」とでもいうべき分子標的療法薬がたくさん開発されてきていますし、オプジーボのような画期的な免疫療法薬も出てきました。
 今回の講演では、がんというのはどのような病気なのかについて、わかりやすく説明いたします。統計的には、国民の半分が、人生のうち一度はがんの診断をうけるとされています。そんな時代、自分や周囲の人が、がんと診断されてうろたえる前に、その基礎知識を身につけておくにこしたことはありません。

 

II 懇親会 17:00 ~19:00
会  場:大阪大学 吹田キャンパス  Kitchen BISYOKU
懇親会費: 6,000円(当日会場にて申し受けます)