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2018年07月03日

村井眞二先生文化功労者顕彰記念講演会の報告

 村井眞二先生が文化功労者として顕彰されたことを記念し、2018年6月30日に「みのお山荘風の杜」において「村井眞二先生文化功労者顕彰記念講演会産学有機合成シンポジウム」を開催いたしました。

 村井先生にゆかりのある研究者(土肥寿文先生(立命館大学)、門多丈治氏(大阪産業技術研究所)、福山高英先生(大阪府立大学大学院)、鎌谷朝之氏(ファイザー株式会社)、園田素啓先生(大阪府立大学大学院)、森本積先生(奈良先端科学技術大学院大学)、折田明浩先生(岡山理科大学)、垣内史敏先生(慶應義塾大学)、大江浩一先生(京都大学大学院工学研究科)、そして大阪大学大学院工学研究科から福本能也先生 生越専介先生、茶谷直人先生と鳶巣、家の計14名)が研究報告や今後の研究展開について講演しました。

 その後、村井先生による文化功労者顕彰特別記念講演が行われ、これまで長年に渡り推進されてきた炭素-水素結合の活性化等の新規触媒反応開発の歩み、触媒反応の今後の無限の可能性、そして、水素社会実現に向けた基盤研究の世界的潮流にわたるまでの幅広い内容に関して、ユーモアを交えつつ紹介していただきました。会場に集まった約40名の参加者にとっては、懐かしい話から最新・最先端の研究までを直接的に感じることができたのではないかと思います。

 その後、同山荘にて祝賀会を開催しました。祝賀会では、茶谷先生の開催の挨拶、大江先生の乾杯の後、選りすぐりの日本酒、焼酎、ワインで喉を潤しながらの会食になりました。宴もたけなわとなったタイミングで、約50名の参加者の近況報告を各1分の持ち時間でパワーポイントを使って行いました。懐かしい顔の登場や、昔と現状の(顔や体形の)比較、家族の紹介等、豊富な話題で祝賀会はさらに大いに盛り上がりました。このシンポジウム、記念講演、祝賀会の熱気は上がる一方で、研究のデイスカッション、仕事の情報交換、プライベートな報告等の話のネタは明け方近くまで尽きることはありませんでした。

 まだまだお元気な村井先生を囲んで、今後も、更に盛大な会を開催することを今回の参加者で約束しての散会となりました。

(鳶巣、家 記)