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2024年07月10日

大阪大学工学部応化39年卒(修士41年卒)同窓会報告

日時 : 2024年6月14日(金)
場所 : 名古屋駅 JRセントラルタワーズ13階レストラン街
 

 日本料理「加賀屋名古屋店」で、開催された。参加者は、川村 浩一、小林 一清、杉原 俊行、渡加 裕三、富永 章、中嶋 重光、野島 正朋、野村 正勝、松下 隆之、松林 玄悦、松本 仁、柳田 祥三、 横尾 秀次郎(敬称略)の14名でした。本同窓会は永らくコロナにより延期となっていましたが、卒業60周年の記念同窓会として、名古屋在住の小林さんのお世話により、開催することになったことが世話役松下隆之君の挨拶で始まった。栁田の乾杯の発声で食事会をスタート、恒例の近況報告に耳を傾けた。全員82〜84歳の後期高齢者(米国大統領候補に浴びせられている末期高齢者)であるが、すこぶる元気で遅行者なしで定刻にスタートした。近況を聞きながら、参加者全員、生活習慣(有酸素運動)、食習慣(腸活)を正しく励行されている結果であると感じた。小生が感動したのは、最も血色の良い松本 仁君の近況報告である。同君は、3ヶ所(伊賀、生駒、自宅)に農園を持って収穫される果物を地域の方々に配布されているとのこと。神経細胞機能とミトコンドリアが生産する分子に関する研究で有名な92歳(2018年)の神経科学者の言葉““No artist stops working, and I think really dedicated scientists—unless their health doesn’t allow it—are the same way,” Greengard says. “We’re in a creative profession, so it never even occurred to me to stop”を思い出させていただいた。
 本稿は阪大化学系同窓会誌への報告ということで、大阪大学工学部応化39年卒同窓諸兄の特筆すべき事柄を述べたい。まず博士課程を修了した1974年(昭和44年)時点で、同窓7名(岩倉、野村、野島、平島、松下、松林、栁田)が阪大文部教官助手を拝命して教育・研究の職をスタートさせた。また、名古屋大学では小林一清君、また東工大では田中信夫君が文部教官助手を拝命した。なおまた、関西大学では、松本 昭君が教育、研究に奉職された。一方、企業に就職した同窓諸兄は、産業界で活躍された。プロピレンの高活性重合触媒(柏典夫君)、高感度カラーフィルム(田中幹章君、広瀬武司君)、不斉分子分割カラム(渡加裕三君)、電着塗装(冨永章君)、メタンガスの採掘(故芝野博文君)の社会への貢献は素晴らしいそのようなことを語りながら一次会を散会した。
 なお、杉原 俊行君の提案で二次会を開催した。杉原君がご自分で実践しているヘルスケアについて語り、栁田のミトコンドリアの活性化がヘルスケアの重要ポイントであることを予見・検証する分子モデリングの件を話すことができた。

松下 隆之、栁田 祥三


前列左から 松下、松本、野村、小林    中列左から 冨永、中嶋、松林、野島、杉原
後列左から 善里、渡加、川村、横尾、柳田(於名古屋加賀屋店 2024年6月14日)